410早くした方が良いけれど! 安静≠治療

まとめ
 ①50肩は安静にするな、ギックリ腰も3日以上安静にするな
 ②副作用の少ない鎮痛剤を飲んで、動きなさい
 ③コルセットを長くしても動いていれば良い

診察していて「早く病院に来たら良かったのに」
と思う事がよくあります。
50肩なので治るだろうと数ヶ月前から放置していて、
今は痛みで寝られないと患者さんが受診しました。
医療関係ではない友人が50肩だから放っておけば治ると
言われたそうです。
結局、肩関節周囲炎に加えて拘縮肩となり、
一般的な除痛の治療と共に
かなり積極的な可動域訓練が必要となりました。
肩は安静にし過ぎると「凍結肩フローズンショルダー」になります。
そうなると肩は固まり、
動かすだけで強い痛みが生じ、
ますます悪化します。
出来るだけ早く痛みを和らげる治療をして
肩をよく動かす事が重要です。
腰痛に関しても
一般的に多いギックリ腰は
長期安静(3日以上)にすると筋肉が弱り悪化します。
長期安静ではなく
腰に無理をかけない日常生活をする事が良いのです。
その為に
副作用の少ない鎮痛剤
(胃を痛めるロキソプロフェン・ジクロフェナクではなく、Cox2阻害剤、オピオイド、アセトアミノフェンなど)を
内服して日常生活を行いながら
無理をしない様した方が良いでしょう。
そしてコルセット使用で腰の筋肉を守ります。
コルセット長期使用で筋肉低下するとするドクターもいますが、
私はコルセット使用での筋力低下を示す信頼できる論文を見つけられませんでした。
コルセットで筋力が落ちるなんて本当でしょうか?
腰痛予防は筋力訓練が最も重要ですが時間がかかります。
そこで腰痛はコルセットで守りながら
副作用が少ない鎮痛剤で痛みを和らげたら良いのです。
そしてゆっくり筋力訓練をしたら良いと思います。