405 マッサージ

まとめ
 ①マッサージは柔らかく
 ②強くすると筋肉破壊が起きるが、痛覚神経が麻痺するので一時的に痛みが取れる。
 ③強いマッサージを受けすぎて筋損傷を起こさない様に

マッサージは気持ちが良いものです。
軽くさするようなマッサージであれば
血流改善やリラックス効果はあります。
しかし強いマッサージを受けると
筋肉や筋肉内末梢血管が破壊され、
筋損傷が生じ、さらに筋肉が硬くなったり、酸欠に陥ります。
強い圧迫は一時的に痛覚神経の機能が落ちて
痛みが弱くなり治ったような気がします。
小児科で注射直前に
母親が子どもの腕を5分以上強く押さえ、
離した直後に
注射をすると痛みが少ないのもこの為です。
しかし、それは一時的であって、
治るわけではなく、
さらにマッサージによる筋肉損傷が生じると
1ヶ月以上痛みが続く事があります。
強いマッサージの後に痛みが出た時に、「もみ返し」と言ったり、
腫れや皮下出血が生じると、「好転反応」という意味不明の言葉を使い
「良い反応だから心配いりません」と説明する人がいます。
間違いです。
これは立派な筋損傷です。
強いマッサージ→筋損傷、血管障害の酸欠状態
→ヒスタミンや乳酸(発痛物質)の発生→痛みが続く。
悪循環です。
最近のTV番組でもマッサージは除痛効果があまりなく、
強いマッサージは筋肉が破壊されて硬くなると紹介しています。
筋力訓練も同じで方法や強度を間違えると
筋損傷が生じ、逆に筋力が落ちます。
一部のボディビルダーは筋肉損傷を防ぐ為に
多量のステロイドを摂取し、
その結果、心臓が傷んだり、免疫能力が落ちたり、
身体に障害が生じます。
マッサージや筋力訓練を受ける時は注意をして下さい。

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