403 病気の説明を受ける時、診断書を受け取る時

まとめ
 ①患者さんの情報は本人以外には話せません
 ②診断書も本人以外に渡せません
 ③上記の事は法律上の問題であり
  本人の承諾を得ている事を証明できれば可能となります。

ご自分が癌になった時、
自分は知らないでご家族だけが知っていたらどう思いますか?
もし癌検査を受けた時、
ご家族が心配して本人に黙って
結果を聞きに来たとしても、本当は病状の説明は出来ません。
夫婦や家族であっても、お互い成人の場合、
相手の許可を得ずに個人情報は話せないのです。
同様に年老いた親が心配で検査をした時に、
その親が認知症や意識障害等でなければ、
子供(家族)だけに結果を話すのは違法の可能性があります。
もちろん、状況によっては医師の判断で話す事もありますが、
大病院ほど厳格に法律遵守します。
診断書も同じです。
本人以外が診断書を取りに来ても
本人了承の確認が出来なければ渡せません。
実際に裁判になった例があります。
病院に入院中の夫が知らない間に
その夫の診断書(交通事故保険金のため)を病院が妻に渡し、
退院後、夫婦が離婚したケースです。
夫は、診断書を渡した病院を訴えました。
結果は病院側が敗訴しました。
結婚していても夫の許可なく妻に診断書を渡した事が違法でした。
病院が慰謝料を払い損害賠償を行いました。
ただ、本人の許可が確認出来た場合や診察室に一緒に入って来た場合などは本人の了承ありと判断され、
病気の説明をしたり診断書を渡す事が出来ます。
家族や親戚が説明を聞く時は
何回も本人が来なくて良い様になるべく一緒に聞きましょう。
夫婦や家族でも成人の場合は簡単に個人情報はあかせません。
そして特別な時以外は本人の許可が必要な事を覚えていて下さい。
患者さんから「◯◯さんを紹介したけど、どうやった?」と聞かれても答えられないのです。