368 太陽と健康
ここ数年、太陽の黒点が異常に少なくなり太陽が作り出す磁場が減っているそうです。
イギリスのテムズ川が凍りついた小氷河期(マウンダー極小期という太陽がおとなしかった時期)と
同じかもと言われています。
太陽は地球を太陽風(太陽の磁場が関係する)によって宇宙の放射線から守っています。
太陽がおとなしいと太陽風と共に、地球を守る磁場も弱くなるそうです。
加えて地球の磁場も年々弱くなっており、その結果、
地球に降り注ぐ宇宙線(放射線)が増えています。
この宇宙線を防ぐ方法はありません。
そして人間も影響を受けているようです。
原因不明ですが、心臓関係の突然死発生数は太陽風が弱ると増えるとした研究が
アメリカ心臓協会から発表されました。
また、同時に宇宙線が増加すると雲が増え、地球に届く太陽光が減るかも知れないそうです。
骨の形成に必要なビタミンDは、効果がある活性型ビタミンDになる為に日光浴と
健康な肝臓・腎臓が必要です。
その為、陽に当たらないと骨粗鬆症が増えるかもしれません。
サプリや食品の活性型ビタミンDは少ないので、骨粗鬆症で日光浴が出来ない方や
肝臓・腎臓に自信がない方は医師に相談して活性型ビタミンD製剤をもらいましょう。
また、ビタミンDは癌を抑制する可能性もあるようです。
日光そのものも、うつ病や交感神経の不調、不眠等の改善効果があるとする論文も見かけます。
夏など日光浴は過ぎると熱傷になりますが、適度な日光浴はやはり体に必要です。
太陽とうまく付き合って健康を維持しましょう