446 指を挟んで爪が真っ黒になった時
①爪が真っ黒なのは爪下出血のため
②なるべく早く血を抜く事(できれば当日)
②骨が折れている時もあるので整形外科を受診する事
車のドアなどで指は挟んだら、爪が黒くなることが多いですね。
これは爪の下で出血をしているのです。
放置していると出血が広がって爪を内側から剥がしていくので
うづいて痛みが続きます。
広がると爪の根元の爪を作っている部分まで剥がれます。
こうなると爪は後で剥がれてしまいます。
ところが、数時間以内に爪の黒い部分に穴を開けると
血液はその穴から出ていくので出血範囲は広がらず
爪が造られる部分を傷める事なく
爪は剥がれません。
ただし、翌日での処置では爪を救う事は難しくなります。
爪に穴を開ける方法
簡単ですが、消毒は必要です。
出血して黒くなった箇所を押さえずに大きな注射針を回して
徐々に爪に穴が開くと
最初に痛み無く血が噴き出てきます。
そのまま少しずつ回して穴を広げます。
少し当たっている様な感じが出てくるので(決して痛みではありません)、
そこで止めます。
爪の黒い部分に何箇所か穴を開けると出血と共に黒い部分が狭くなります。
爪を上からガーゼと共に軽く押さえます。
昔、「家庭の医学」でクリップピンを真っ赤に焼いて
黒い爪の部分に当てて穴を開けると良いと
書いてあるのをみた事があります。
確かにその通りで十分な穴も開きますし、
それによる痛みはないと思いますが、
恐ろしくて私は出来ません。
昔はしてたのでしょうか?
以前に馬に噛まれて爪下出血をされた方がいました。
怪我もされていてので、前医で縫合を受けられていました。
レントゲンを取ってはいないとの事でしたので、
骨折の可能性もあるから検査しましょうと
レントゲン撮影してみると骨折でした。
よく、動くからとか痛みがあまりないからとか
自己判断はせずに、医療機関に受診しましょう。