416 病院に行くべきか?コロナ以外で

まとめ
 ①外傷では軽い擦り傷以外は、緊急を要する場合がある。
 ②指・足が動く、歩ける、晴れていない、皮下出血していない
  からといって軽傷とは限らない
 ③痛みの場所が重要です
 ④躊躇するより早めに病院へ

コロナウィルス恐るべし。
一生懸命頑張っている皆さんこの状態は必ず終わります。

頑張りましょう。

ただ、皆さんの運動不足が心配です。例えば骨粗鬆症の最も重要な治療は適度な運動です。1日30分位公園の散歩をしましょう。ただし、コロナウィルス感染防止のため人混みを避けて。最近、整形外科学会から米国整形外科の手術をするか判断基準がメールで回ってきました。当然、緊急性が無い手術は延期です。では、急に痛みが生じた時、病院に行くべきでしょうか?
外傷はなるべく自己判断は避けましょう。打撲や転倒をせずに負った擦り傷であれば経過をみても良いですが、打撲転倒を伴ったり、汚い場所での怪我、傷が広い、深い、出血が止まらない、痺れる動かない等の症状がある時はすぐに受診しましょう。
かといって指・足が動く、歩ける、腫れがない、青くない等で大丈夫とは言えません。痛みの部位が問題です。例えば、手を強く地面に着いた時、肘より先で手首の関節より手前の前腕部の痛みがある方は骨折の可能性が高いです。腰痛では立つ時に強く痛み、骨盤付着近辺の痛い方が多いですが、肋骨に近い所が痛かったり、安静時痛がある時は、内臓からの痛みや骨の炎症(感染癌の転移)全身疾患など他の病気の可能性があります。コロナウィルスより危険かもしれませんので、そんな時は躊躇せずに早く病院を受診して下さい。