412 あおむけに寝なくても良い

まとめ
 ①人間の体は仰向けに寝る様にできていない
 ②仰向けに長い時間寝ると腰を反った状態になる
 ③低反発マットと低反発枕で横向きに寝て、背筋は左右に曲げずに、抱き枕を使用する。

睡眠とは簡単に言うと心と体を休める事です。
それなのに起床時に腰痛がある人が時々受診されます。
なぜでしょうか?
腰痛がある理由の一つは就寝時にリラックス出来ないからです。
我々は常に重力に対抗して体をいろんな部位で支えています。
心の問題は別にして、
宇宙やプールの中で浮いている状態は、
体を支える必要なく体が完全な脱力状態になりリラックスしています。
両肘・両膝・両股関節を軽く曲げ、両腕は前方に向けています。
胎内の赤ちゃんが四肢を軽く伸ばした姿勢です。
この姿勢で寝るのが理想と思います。
そうすれば一部の腰痛は消失するでしょう。
では仰向けに寝る姿勢はどうか?
両股と両膝は少し曲げた方が良いのですが
無理に伸ばされます。
その為、睡眠中に時間が経つと
両股関節は徐々に屈曲しようとします。
しかし両下肢が重力でベッドに押されているので
股関節を曲げる為に徐々に腰椎や骨盤を反らします。
これで腰痛が発生します。
対処法は枕か何かを下腿の下に置いて少し高くして
股と膝を軽く曲げれば、腰椎は反らず腰痛は起こりにくいです。
しかし上肢は体に沿わすしかなく、
上肢(特に肩)周辺の筋肉の一部が常に緊張します。
その筋肉を緩めるには
腕を前方に向けて肘を軽く曲げます。
仰向けでは無理なので横向きとなります。
枕の高さは後方から見た脊椎が左右に曲がらず真直ぐになる様に調整し、
低反発マットで体や肩の接触圧を分散させ、
抱き枕(人でも可)に腕と足で抱きつきましょう。