375 「痛み止め」は痛み止めじゃない

ケガをした時に処方される「痛み止め」は、麻酔では無く、痛みを止めません。
挫傷・打撲等のケガは痛み炎症を軽減するため消炎鎮痛剤を処方します。
これを「痛み止め」とよく言います。
痛みどめは「痛みを取るだけで、体に害があるだけ」と内服しない方がおられますが間違いです。
痛みを和らげると同時に炎症が治るのを手伝い、内服で早く治ります
もちろん、痛みの原因の治療も必要ですし、鎮痛剤に副作用が全く無い訳ではありません。
しかし、治療に時間がかかる時や困難な時に、痛みを我慢すると
正常な胃が胃潰瘍になったり、の一部が萎縮したり、血圧が上がったり新たな病気が生じる事があります。
以前は副作用の胃潰瘍の為に「痛み止めは身体に悪い(胃に悪い)」と言われました。
今は胃腸障害がほとんどない消炎鎮痛剤や鎮痛剤を使います。
「痛み止め」の正しい使用は病気を防ぐのです。
漢方薬もよく効き、よく処方します。
もちろん、治療に抵抗する頑固な痛みもありますが、
まず鎮痛剤で痛みを和らげ、痛みが続くなら、他の薬剤や、ブロック、手術などの方法も必要です。
マッサージ理学療法も良いのですが、強い効果は期待できません。
また、鎮痛剤は内服量が多いほど効果が出る用量依存性のものと至適容量があるものがあります。
至適容量の薬剤は効きが悪いからと多量に内服しても副作用の危険のみが増え、効果は増えないのです。
適正な量を内服しましょう。
痛みが続く時は、主治医に訴えて原因疾患の治療除痛治療をしてもらいましょう。