351 骨粗鬆症と運動
骨粗鬆症治療に運動が重要ですが、夏は熱中症の方が怖くてプールぐらいしか勧められません。水中歩行は変形性膝関節症や腰痛症にお勧めですが、骨粗鬆症治療は期待できません。熱中症に注意して散歩を勧めています。その為、薬が重要になります。薬を継続すると骨粗鬆症は改善します。最近気づいたのですが、骨粗鬆症薬には骨のコラーゲン繊維を修復するものがあり、同時に肌のコラーゲン繊維も修復します。肌がプルンプルンになる可能性が高いのです。下手なサプリメントより期待は大です。さて、なぜ骨粗鬆症を治療するのか?答えは骨折防止です。骨折を防ぐにはいろんな事が必要ですが、骨密度が上がれば明らかに骨折は減ります。では骨折するとどうなるでしょうか?大腿骨頸部骨折(股関節の骨折)を例にとるとまず、手術が必要な骨折です。入院は長期間(3週間以上)となります。手術が成功しても手術が遅れるほど、体が弱り、認知症は早いと1日で発生、心肺機能もすぐに低下し始め、筋力も急激に落ちます。骨折を治すよりも骨折を防ぐ方が体に負担をかけません。それ故に骨密度をあげましょう。治療しても定期的な骨密度検査で、骨密度が下がる方は、なんらかの別の病気があるか、運動できないかしない、薬の内服方法を間違えているなどがあります。ミネラルウォーターで内服すると効果がゼロになる薬もあります。骨密度が上がらない人は医師に相談して原因を確認しましょう。治療目標は骨折を防止して、楽しい人生を過ごす事ですから