343 ピンコロと骨粗鬆症

女性の場合、骨密度は50歳位から徐々に減っていき、平均骨密度では72歳が骨粗鬆症レベルです。その後は歳をとる度に減りますが、80歳を越えると平均骨密度はあまり減らなくなり、85歳以上になると歳と共に増えます。実はこれは残酷な結果なのです。80歳以上になると、鬼籍に入る(亡くなられる)方が増えます。どちらかといえば骨密度が低いほど、骨折を起こし、体力が落ちて鬼籍に入り、逆に骨密度が高いと骨折しにくいので元気に生活しているわけです。平均骨密度は、その時点で生きている方の骨密度の平均なので、骨密度が低い方が亡くなるほど、平均骨密度が上がるのです。男性の場合は、多くの方は穏やかに骨密度が減りますので、骨密度の変化が少ないのです。国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士は、最高の食事と最高の薬を内服して骨粗鬆症を防ぎます。何もしなければ彼らの骨は80歳代の10倍のスピードで骨粗鬆症が進むと言われています。それを防ぐ為に、忙しい中、毎日2時間半の運動を余儀なくされています。薬より運動が重要です。我々は地球上にいますので30分以上の散歩をすればいいのですが、キーワードは毎日です。週に2~3回ではなんとか維持程度です。骨粗鬆症の薬も昔と違い、高価だけどよく効く薬や、そんなに高くなくても十分に効果がある1ヶ月に1回の内服や注射、6ヶ月や1年に1回の注射など色々な治療法が選べます。ピンピンコロリを目標に運動+薬+食事の3つで毎日頑張りましょう。