398 骨粗鬆症薬の内服時の注意

内服薬
クスリ

薬はどんなものでも注意事項があります。
そして骨粗鬆症薬にも気をつける事があります
ビスフォスネートと言われる種類の薬の内服時です。
名前でいうと「リカルボン」「ボノテオ」「ボンビバ」
「アクトネル」「ベネット」「ボナロン」「フォサマック」など
これらの薬は特殊な内服の仕方をしなければなりません。
起床後、すぐに水だけで内服するのです。

チコちゃんだったら「なぜでしょう?」って聞くでしょう。
答えは「吸収されにくいから」です。
薬を吸収させる為に胃の中を軟水(水道水)だけにします。
この薬はミネラルウォーターで内服するとミネラル分と薬が錯体というものを作ります。
これは体に吸収されず、薬の効果はほぼゼロになります。

薬を内服する女性
薬を内服する女性

実際に数年前にミネラルウォーター(硬水)で骨粗鬆症薬を内服された方を診察した事があります。
他院で処方され、数年間内服されたのに治療効果が
ほぼありませんでした。
薬を内服されていない方と比べて骨密度は改善していなかったのです。
結局、時間とお金が無駄になりました。
当院では、最初の数ヶ月で骨密度の再測定と血液検査による評価を行います。
そのおかげで、少なくともミネラルウォーターによるこの様なトラブルは回避出来ています。
雑誌に「こんな薬は飲むな!」なんて記事があり、骨粗鬆症薬の効果は無いと書いてありました。
この記事は間違いで矛盾だらけです。
もちろん薬だけでも効果はあるのですが、より骨密度が改善している方は運動しています。運動といっても毎日の散歩です。30分はしてもらっています。重要な事は毎日する事です。

散歩
散歩している。

特別な病気が無く、骨粗鬆症薬を内服し、適度な運動(毎日30分の散歩)している方は
必ず骨密度が回復しています。
逆に薬の内服方法を守っていなかったり、適度な運動をしていない人は
効果がありません
食べ物の影響は割に少ないと思います。

骨粗鬆症の治療方法は宇宙開発で進みました。
宇宙空間では宇宙飛行士は
80歳代の女性の10倍以上で骨粗鬆症が進行します。
そして、宇宙飛行士は食べ物だけで進行は予防出来ませんでした。
その為、1日2時間以上の運動をする事で骨粗鬆症を予防出来る様になりました。

宇宙飛行士