395 巻き爪にならない爪の切り方etc

爪の切り方

巻き爪(陥入爪)の方が時々来院します。
巻き爪になると大変です。
それに感染を生じたら、とても痛くなります。
まずは巻き爪にならない様に爪を切りましょう。
注意点
①爪を切り過ぎない事。
爪は常に丸まろうとします。これを防ぐ為に爪を支える部分が必要です。
指先の皮膚の角質部分がその一つで、そこに爪を載せれば良いのです。
短い爪はそこに届かず支えられずに
爪が丸まって趾の肉に食い込みます。
その状態で爪が伸びると趾肉に刺さり、陥入爪が悪化します。
また、夏や冬も爪の隙間に多量のがいます。
②傷つけない様に丁寧に爪を切り、爪切りも消毒しましょう。
少しの傷で感染し、痛みのために触れなくなります。
徐々に爪が伸びる為、爪は少しずつ深く刺さります。
陥入爪の端が針の様に刺さった方を診た事があります。
病院に行くしかありません。
麻酔をして刺さった爪の一部を切除して、
抗生物質と消炎鎮痛剤で治療します。
趾全体に麻酔が効くまで待つので、あまり痛みはありません。
その後のガーゼ交換も痛みはあまりないので心配しないでください。
ただ
爪白癬感染症(爪カビの感染症)になると爪が厚くなり、
丸まり方も強くなるので爪の陥入が酷くなり
爪切りも難しくなります。
数カ月の治療が必要ですが
陥入爪が悪化する前に治療しましょう。
また、バスマットなどから家族にも感染しますので
注意しましょう。