393 不明瞭な病名や症状、知識

むち打ち

首はムチウチですと言われて、症状がしっかりわかる人は少ないと思います。
関節捻挫も同様です。
靭帯損傷骨折がない場合に関節捻挫と言いますが、
どの程度が関節捻挫かなどはっきりとわかる人は多くないでしょう。
骨のヒビ」ですと言ったら、
「良かった~骨折じゃ無かったんだ」と言われますが、
骨折の事です。
変形性関節症というと治る事がないとがっかりされます。
しかし、痛みが無くなると治ったと喜ばれます。
関節液は抜けば癖になると言われて恐れられますが、
関節液は膝を守ろうとして出るのです。
抜いてもクセになりません。
多すぎると空気でいっぱいになった風船みたいになりますので
必要な関節液を残して多すぎた関節液を抜くだけです。
湿布は冷えると思われている方もいますが、
数分もすると皮膚温は湿布をしていても差はなくなります。
冷えません
ブロック注射の効果は一時的とは限りません。
骨粗しょう症は適度な運動内服薬で治ります。
傷の治療では乾かした方が良いと思っている人がいますが、
乾かすとかさぶたが出来て治療失敗です。
カサブタが出来ない様に湿潤療法で傷を出来るだけ綺麗に直しましょう。
最近はテレビで健康についての番組が多くなりました。
みんなが知っている言葉だけど詳しくは知らず、
間違って広がっている事も多いようです。
関節捻挫、関節脱臼、湿布の効果など、成長痛なんて言葉も誰が考えたのでしょうか? 
正しい言葉と知識を医師に聞きましょう。

骨のひび
湿布は冷えない