373 ひざの為には運動を

最近のテレビを見ていると健康の為にいろいろな運動や多くの食品が勧められています。
しっかり研究された医師の勧めの場合は安心して見ています。
残念なのは、日頃はあまり運動していない方が、紹介された運動のみ行う方が多い事です。
日頃から散歩など、日常生活の中で運動する事が最も良い方法なのは間違いありません。
日頃、歩かない人は基礎体力が落ちます。
これは骨粗鬆症でも同じです。
ディケアに行くようになって骨密度が低下した方がいます。
理由は運動不足です。
ディケアに毎日行く方介護の必要性が高い方です。
そのため、介護に必要性が少ない方は、介護保険を利用して毎日デイケアに行く事は困難です。
デイケアの日はドアからドアへ送り迎えされます。
そして、ディケアで運動しますが、帰宅後は運動はしません
デイケアに行かない日はほとんど運動しません
その結果、ディケアに行く以前より運動量が減ったのです。
また、カカト落としがテレビで骨粗鬆症によいと紹介された後、
かかと落としをしすぎた方が踵が痛いと受診されました。
その運動も良いのですが、まずは日頃から散歩しましょう。
他にスクワットにも注意です。
大腿四頭筋力訓練の効率よい運動なのでお勧めです。
しかし、スクワットをやり過ぎたり、深く曲げるとすぐに膝を痛めます。
膝に水が溜まったり痛くなったと多くの方が受診されました。
変形性膝関節症の方は特に注意して、自己流はやめましょう。
膝は曲げると200kg以上の負荷がかかります。簡単に軟骨や半月板を傷めます。
膝の悪い方はイスに座って、重りをつけた足を伸ばす運動だと大きな負荷は掛かりません。
一番簡単なのは、歩く事です。
膝を痛めないようにをついたり、ウォーキングシューズ医療用サポーターを使用する事が重要です。
余裕があれば水中ウォーキングをして下さい。
関節の負荷が少ないので安全で、しかも、筋肉にかかる負荷が大きいので、一石二鳥です。