357大腿骨頸部骨折の時は手術をすぐに

黒柳徹子さんが大腿骨頸部骨折で手術を受けられました。女性は高齢になると、骨密度が下がり、よく骨折を起こします。もちろん男性も骨折しますが、女性の骨密度は男性よりも低く、閉経後の骨密度が特に低下します。その為、骨折しやすくなりますが、治療で骨密度は回復し骨折しにくくなります。中には若者と同程度の骨密度になる人もいます。毎日散歩して骨粗鬆症薬を内服すればよく効きます。クリニックで治療中のほとんどの人は骨密度が上昇します。逆に薬を信用せず、散歩もあまりせずサプリメントばかり飲んでいる人は骨密度が上がリません。骨折して手術になると入院前はおばちゃんで、退院後はお婆ちゃんの様に体力が落ちます。骨粗鬆症の方が良く起こす骨折は大腿骨の根っこが折れる大腿骨頚部骨折が主で内側型は人工骨頭置換術、外側型は骨をスクリューで止めます。骨折して医師から手術を勧められたら直ぐに手術をして下さい。手術をしない方はほとんど歩行不可能となります。そして床ずれ認知症が進み、寝たきりで心機能も悪化して、長い間苦しみます。ご家族よりもご兄妹の中に「これ以上痛い思いをさせたくない」と反対をされる方がいますが、これは間違いです。私が執刀した患者の最高齢は101才です。高齢でも元気が良く手術が出来るなら手術をした方がよいのです。骨折後の寝たきりは、体力減少や心機能の悪化を招き、術後の回復も遅れます。恐怖心で手術を遅らす余裕は無いのです。正しい知識でできるだけ急いで決断して下さい