7 膝の水
膝の水(関節液 正常でも6cc)ありは、眼の涙のように軟骨に栄養を与えて
守っている事をご存じでしょうか?
炎症が起きると関節液が増えます。その水を取って癖になる事は全くないです。
歩くと体重の3~5倍以上の負担が膝にかかります。
その為、実は取ることが癖になる訳ではなく、
肥満や外傷が続く(運動・仕事のしすぎ)と膝の負担が増え、膝の水が繰り返し溜まります。
長く歩いても膝を痛める為、水を抜いても癖のようにたまります。
しかし、膝を動かさないと軟骨に栄養が行き渡らなくなり筋力も弱ります。
体重負荷をかけずに膝の曲げ伸ばしをすると軟骨に栄養がいきわたり(膝の曲げ伸ばしが必要です)。
自転車こぎは体重負荷がかからず、プールは浮力で負荷が少なくなります。
それに筋肉への負荷が調整できるのです。
靴にも注意して下さい。
歩行時に踵には体重の5倍以上の負荷がかかるので、そのショックを和らげるためには、
踵に十分なショック吸収材が入っていないといけません。
根気良い治療で膝の水は正常になります。
水の量で、病気の重傷度は判断できません。
関節液にもともと含まれるヒアルロン酸注射は膝の軟骨を保護し、栄養を与え、炎症を和らげ
軟骨の再生も期待できます。
膝の注射は少し痛い程度ですが、骨が溶ける?なんて事もありません。
水は膝を守っています。多すぎた時は少し抜いても良いでしょう。
抜いて癖になるなんで、誰が言ったのでしょう。
間違ってますよ