431 ぎっくり腰

①ギックリ腰とういう病名はなく、急性腰痛症
②多くは筋・筋膜性腰痛症である
右手に物を持つと左側脊柱筋の負担になる(逆もあり)
鎮痛剤は内服した方が良い。胃腸障害の少ない鎮痛剤もある。
⑤注射の効果もあり
⑥筋・筋膜性腰痛症の大敵は「安静」、安静し過ぎないように 3日以上の安静が必要なら単なる腰痛症と違うかも
コルセットは不安があるなら装着していても良い。コルセットでの筋力低下の報告はない。

痛み

やってしまいました。18kg程の物を持っている時に靴どうしが引っ掛かり両足が固定され、もうちょっとで転倒する所でした。ギックリ腰って診断名はないので、急性腰痛症ですけどね。
なんとか、転倒は免れたのですが、腰を捻ってしまいました。痛みの中心は腰の真ん中、骨盤の上端を結んだラインです。腰の筋肉群で、普通の椅子に座った姿勢で体重の5倍ぐらいはかかる部位です。骨や腰椎椎間板の外傷ではなく筋・筋膜性腰痛症と判断しました。
 どちらかといえば左側の痛みです。右脚で立つと痛みが増強。右手に物を持つ(負担がかかる)と左側の腰に負担が生じて痛みが出ます。理論どおりです。腰をそらすと痛みが出るので、椎間関節(腰椎の後方にある関節)の方も少し痛めたかもしれません。前屈は非常に痛みます。すぐに消炎鎮痛剤の中でも胃腸障害の少ないセレコックス200mgを内服。効果が出るまでは2時間かかるので、即効性のある鎮痛剤(消炎効果なし)カロナール500mg2錠を同時に追加内服。30分で有効血中濃度まであがります。その為、カロナールは早期に効果が期待できます。その後は、セレコックスの消炎効果+鎮痛効果の2段構えの内服でした。痛みは徐々に軽減。内服薬の効果を感じながら、さらに仙腸関節の整復操作でクリックと共に疼痛がさらに少し軽減。翌日には痛みが消失しました。薬で疼痛は半分以上軽減して、整復操作でさらに改善となっています。筋肉性の疼痛なら流行りの筋膜ハイドロリリースが可能ですが、今回の腰痛は筋・筋膜性腰痛症と仙腸関節がらみのようです。自分で注射も可能ですが、痛みが和らいだので注射はせずに様子を見ています。今では薬も飲まず、普通にしています。筋・筋膜性腰痛症でしてはいけない事ととしては、長過ぎる安静です。安静にしすぎると筋肉が弱って症状が取れにくくなります。それとコルセットを長期間装着すると筋肉が弱ると言う方がいますが、私が調べた限りではコルセット装着による筋力低下を示した論文はありませんでした。コルセットをして動いているのであれば筋力低下はないので、不安がある人はコルセットをして良いと考えています。

副作用

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