423 漢方薬は効きますが自己判断は注意

ふくらはぎの痛み

①こむら返りには68番 芍薬甘草湯
②風邪の初期や肩こりは1番 葛根湯
③ただし、両方一緒に内服するのは良くない

ふくらはぎの痛み

この季節、特に脱水や疲れ熱中症になりかけて就寝中に足が攣るようになります。この様なこむら返り芍薬甘草湯(68番)を内服する方は多いと思います。番号で覚えている方が多く68番を下さいという人もいます。
この芍薬甘草湯は即効性もあり、効きが良いのでのでよく処方しますが、漢方薬と言えども副作用もあります。正しい内服方法を守って下さい。
漢方薬は配合剤ですので、多種の成分が協力しながら効果が出たり、
その成分のお互いの弱点を防いだりしています。中には夏バテで食事が進まない時に元気になる漢方薬もあります。

肩こり
肩こり

また風邪の初期や肩こりの時にも漢方薬の代表格の葛根湯(1番)を処方したりします。ところがこの葛根湯と芍薬甘草湯は成分が一部重なる為に、同時に内服すると1日量で甘草8.0g、芍薬8.0gもの多量の甘草と芍薬を摂取する事になり、副作用が出やすくなります。

この様に同時に何種類もの漢方薬を内服しすると、飲み合わせが悪い場合は、一部の成分が多量になって副作用が出やすくなったり、効果が相殺されて無くなったりします。この様な事が起こらないように、他医で処方されたり自分で購入した内服中の漢方薬は必ず受診時に医師に報告して下さい。
新しく処方された薬は医師や薬剤師の指示に従って内服して下さい。
自己判断での内服は注意をしましょう

痛風

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