244 シートベルト、喫煙>>PM2.5

車を運転していると車の中で子供が後部座席の 真ん中に立っているのが見える時があります。救急 病院に勤めていた時を思い出してぞっとします。子供が車の中で立っていると事故を起こした時に吹っ飛びます。その先に尖った物や固い物があれば 大けがをします。大人でも危険です。
実際に私が 診た悲惨な方は10代の女性でした。シ-トベルト未装着で車のダッシュ ボ-ドに顔を打ち付けて失明しかけた方です。なんとか失明はま ぬがれましたが、顔に横一文字に大きな傷跡が残りました。そ の後、形成外科手術を受けたそうですが、大きな傷が顔と心に 残っています。子供の場合は体ごと吹っ飛びます。運が悪いと車 外に放り出され車に轢かれます。時速40kmの事故でも死亡例が あります。出来るだけシ-トベルトやチャイルドシ-トを使用して下さい。お願いします。さて、話題のPM2.5よりも喫煙の方が悪い事はご 存知ですか?日本経済新聞ホ-ムペ-ジで『喫煙、PM2.5』で検索 をかけるとサブタイトルが『喫煙の居酒屋は北京並み』の記事を見つ けました。その中のグラフによると完全分煙の飲食店の禁煙席 で、日本環境基準の上限ぎりぎり。自由に喫煙できる居酒屋は PM2.5濃度568μg/m3と北京市の最悪レベルに達しています。
タバコを直接吸えばその数十倍です。しかもタバコの煙には癌誘発 物質が含まれています。明らかにPM2.5の粒子だけの害より、 喫煙の方が危険です。
レントゲン撮影時に放射線を心配される方が おられます(特に妊娠時)。気にされる事は重要です。いつでも質 問して下さい。ただ、数回のレントゲン撮影を受けるよりも毎 日の喫煙や喫煙者の横に座っている人の方がはるかに危険な状況です。
(2013年当時の記事です)