55 東洋医学と西洋医学

鍼をしていて気付きました。東洋•西洋医学はお互い否定せず補強しあうものです。同じ対象を違う方法で診察し治療をしています。例えば肩が痛い時に私が注射をするポイントのほとんどは、鍼の穴(つぼ)と一致します。これらの鍼の穴は上肢を動かす筋肉や神経の部分が多く、腕を痛めた時に無理が生じやすい所です。また、東洋医学は膝痛と腰痛の痛みの関連を『気の流れの乱れ』と説明しますが、物理的な解釈が可能です。右膝痛→左足でよく立つ→右腰の筋肉の負担増→右腰痛出現となります。右手の病気の時に物を取ろうとする動作では無理をして右肩痛が続いて生じます。東洋•西洋医学は見方が違うだけです。薬に関しても、初期の鎮痛剤は植物から作られたので一種の漢方薬と言えるかも知れません。薬の副作用は、漢方•西洋薬共にあります。西洋医学は原因から、東洋医学は症状から治すように発達した医学で優劣はないのです。

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